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2017.07.14 Fri

明日よりスタート! 石川昌浩の仕事「旅硝子」

明日7/15(土)より、
石川硝子工藝舎 石川昌浩さんによる個展
「旅硝子」 がはじまります。
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意外にも(?)石川昌浩さんの個展は、SMLでは初開催。
石川さんには今回、スタッフも感激の約1200点もの作品を納品していただきました!
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人気のワイングラスは50点、
定番の猪口はなんと150点もございます!
もちろん、その他にも蓋物や花器、燭台に片口など、個展ならではの豊富なバリエーションで、
石川さんの色々な仕事をご覧いただけます。
中でも注目すべきは、今回初お目見えの「瓶かご瓶」と「旅箱」。
「瓶カゴ瓶」はこちら
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石川さんと同じく、岡山県倉敷市で制作をされている須浪亨商店の「瓶カゴ」に合わせて、
この度石川さんが制作した瓶で、カラーは青とクリアの2色。
吊るしてお花を活けるのにピッタリな、夏らしい作品です。
「旅箱」はこちら!
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こちらは石川さんが大学時にご友人と洋服店を開業された際に、多くの影響と助言をいただき「兄」と慕う
田主智基さんの主宰するANACHRONORMというお店が、まさかのSML階下にある・・・・という奇遇から実現したコラボレーション企画。
石川昌浩さんが、持ち運び用としてブリキ缶に入った猪口を、ANACHRONORMさんが布のポーチとコップを包む手ぬぐいを、それぞれ作っています。
持ち運びのできる猪口を携えて、
旅先の誰かとおいしいお酒を飲み交わしたり、
旅先で猪口をプレゼントしたり、別の猪口と交換してみたり・・・!
物語のある作品です。
贈り物にもピッタリですね。
今回の展覧会タイトルもこちらにちなんでつけられています。
そのほか、届いたアイテムもご紹介。
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青小瓶
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蓋物色々
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SNSでも話題となった、体育会系の盃(!)「硝偶可杯」
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リール付のソケットライト
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コップもいろいろ。泡入りのものもございます。
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吊花生(ワイヤー付)
実は、この写真を撮影した後に、
石川さんご本人が到着され、展示の調整をしてくださり、店内の様子がガラリと変わりました!(笑)
いつもお店にいらっしゃる方はびっくりされるかも・・・!
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配置換えのようす。
店内改装前の最後の展示となります、どうぞご期待ください。
ーーー
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「旅硝子」
石川硝子工藝舎 石川昌浩の仕事
【会期】
2017年7月15日(土)~23日(日)
12:00-20:00 ※土日祝11:00-
【作家在廊日】
7/15(土)
【オープニング「猪口」パーティ】
7/15(土)17:00-
万能食器である石川昌浩の硝子の猪口だけを使い、料理家下条美緒(TV TOKYO「男子ごはん」のフードコーディネート担当)がおつまみとお酒をご用意してお待ちしております。
【オープニングイベント】
●「サウダーヂな東京」出張カクテルBAR
7/15(土)12:00-17:00
代々木上原の隠れ家BAR「サウダーヂな東京」がお昼から石川昌浩の猪口を使い、サウダーヂなカクテルを販売いたします。
●流しのCD屋「moderato music」Pop-up Store
7/15(土)11:00-20:00
流しのCD屋が世界の良質な音楽を「シアワセの赤い鞄」に詰め込み、岡山からSMLに行商にやってきます。この機会をお見逃し無く!

2017.07.08 Sat

平岩愛子さん工房見学レポート

好評開催中の「下地康子×平岩愛子」二人展も、会期残りわずかとなりました。
今回のブログでは、平岩愛子さんの工房見学レポートをお届けします!
まず初めにプロフィールをご紹介。
平岩愛子(ひらいわ・あいこ)さんは、
美大卒業後に沖縄の奥原硝子製造所に入社され、
現代の名工・桃原正男氏の元で7年間、沖縄ガラスの技術を学ばれました。
そして2009年に、ご出身地でもある東京都青梅市に、ガラス工房「glass studio Rainbow Leaf」を設立され、吹きガラスを中心とした制作活動を続けていらっしゃいます。
平岩愛子さんホームページ(http://www.rainbowleaf.jp/
それでは、工房の様子をご案内いたします。
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明るく、カフェのような洗練された外観。
窓や扉からは、併設されている展示販売スペースや、制作の様子を伺うことができます。
見学の合間にも下校途中の小学生と平岩さんが、窓越しに楽しく会話をされていました。
平岩さんのお人柄もあるのでしょうが、見学する私達にとっても、とても居心地のよい空間でした!
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工房の周りには植物がたくさん。
平岩さんのガラス作品は、「再生ガラス」の技法で作られており、
廃瓶を再利用して、ひとつひとつ手作りされています。
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工房の一角には、材料となる瓶のかけらが色毎に分けられ、出番を待っています。
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こちらが原料となる瓶。
特別なものではなく、一升瓶やビール瓶など、身近な素材が原料となります。
工房には、電気窯が2つと、仕上げ用のガス窯が1つに、徐冷するための炉が一つ。
写真で、中が赤く光っているのは電気窯です。
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この中にある「るつぼ」の中から、棒の先端に溶けたガラスを巻き付け、
「てつりん」と呼ばれる道具で形を整えます。
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棒の中心には吹き矢のごとく穴があいており、
息を吹き込み、さらに形を整えて行きます。
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この際に、型に吹き込む場合や、モールとよばれる波模様をつけることもあります。
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形を整えたあと、底の部分に棒を付け替え、
元々の棒を切り離し、口の部分の成型を行います。
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見学の際は、仕上げ用の窯の温度が低い状態でしたので、今回のデモンストレーションはここまで。
今回、急なリクエストに応えてくださった平岩さん。
本当にありがとうございました!
工房の中での平岩さんの動きは無駄が無く、キビキビと作業を進められていたのが印象的だったのですが、
実際、再生ガラスは通常の原料ガラスよりも、
高温で作業をする必要があり、窯から出してからのスピード感が求められます。
平岩さんは、元々再生ガラスの「リサイクル」という視点というよりも
色や質感に心を打たれて、現在の活動に至っていらっしゃるのですが、
この制作時に求められるスピード感、というのもご自身の性格に合っている、とおっしゃっていたのが印象的でした。
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工房内にある様々な型や道具。こちらは口の部分を花形にするための道具。
他にも、型や形を整えるための道具がたくさん。
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こちらが、工房に併設された販売スペース。
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素敵な作品が所狭しと並んでおり、実際に買う事もできます。
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こちらは2014年に日本民藝館展で奨励賞を受賞されたモール皿。(賞状もとってもカワイイですね!)
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「ヒッチーグラス」
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「ティンガーラ」シリーズ
平岩さんの作品には、シリーズ名に沖縄の方言がちりばめられていて、
「しょっちゅう」の意味である「ヒッチー」から名付けられた「ヒッチーグラス」や、
天の川を意味する「ティンガーラ」シリーズなど、
平岩さんの制作のルーツでもある、沖縄への愛情が強く感じられます。
今回の2人展でも、沢山のグラスや小鉢、花器などを取り揃えてくださいました。
残りわずかの会期となりますが、まだまだお選びいただけますので、
ぜひお立ち寄りください。会期中は毎日20時まで、オープンしております。
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    「下地康子×平岩愛子」 二人展

2017年7月1日(土)〜7月11日(火)
OPEN 12:00-20:00
土日祝 11:00-

2017.07.04 Tue

改装による店舗クローズのお知らせ

こんにちは。いつもありがとうございます。
ついに気温も上がってきて、梅雨明けまであと少しでしょうか。
さてこのたび、店舗改装のため、以下の期間を一時クローズさせていただきます。

2017年7月24日(月)〜9月8日(金)

ご来店をご予定してくださっていた方には、たいへん申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
—-
なお、店舗はお休みとなりますが、2箇所でPop-up Storeを予定しています。
8/1(火)-18(金)
「夏のうつわとうちわ」
@COOP STAND 東急プラザ銀座
9/9(土)-18(月祝)
@かまわぬ 浅草店
その他、イベントへの出展などは、決まり次第またこのブログでご案内いたします。
—-
そして。
改装後、リニューアルオープン企画として、昨年も大好評だったこちらの企画を予定しています。
9/9(土)-18(月祝)
「‪咖哩‬と古民藝」
お皿やスプーン、コップなど、カレーをとことん楽しむためのうつわが、13人の作り手さんによって揃います。
前回に続き、島根「objects」より古民藝も届く予定です。
—-
長期間の店舗クローズとなり、ご迷惑をおかけいたしますが、
改装明けのフレッシュな(はず!の)SMLも、お楽しみにしていてください。

2017.06.29 Thu

7/1 (土)よりスタート!下地康子×平岩愛子展

いよいよ明後日7/1(土)より、
SMLでは初の女性2人展となる「下地康子×平岩愛子」 展がスタートします!
沖縄・首里出身で染織作家の下地さんと、
沖縄で再生ガラスを修行された平岩さん。
それぞれ「染織」と「ガラス」という全く異なるジャンルながらも
沖縄という共通点を持つお二人の作品は、
まるで海底で揺らぐ光のような透明感と、鮮やかな色彩をたたえています。
実は今、夏を目前にして
お店のエアコンの調子が悪いのですが・・・
そんなことなんて無かったかの様に店内は爽やかに!(笑)
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こちらはエントランス。
下地さんのランチョンマットと平岩さんのガラス食器の相性は・・・
言うまでもなくバッチリです。
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平岩さんの大人気「ヒッチーグラス」も3サイズ5色展開で沢山入荷しております。
「ヒッチー」とは沖縄の言葉で「頻繁に」という意味をもつのですが、
口の絶妙な反り具合が優しく口になじみ、その名のとおり毎日食卓に並べたくなることうけあいです。
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グラスの他にも、小鉢や箸置きなど、コーディネートして楽しんでいただけるラインナップが充実しております。
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天の川の意味をもつ「ティンガーラ」のシリーズは戸棚の中でも存在感があります。

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平岩さんのグラスは、全体に色が入っているのではなく、口の部分から絶妙なグラデーションが施されています。
中に注ぐ物の色味を損いませんので、どんな飲み物にも合わせていただけます。
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夏の冷たいデザートに合わせたい、
小皿もいろいろ。
続きまして、
下地康子さん作品をご紹介。
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ご自身で染めた草木染めの糸を用いた大判ストールがズラリ。
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国展でも圧倒的な存在感を放っていた飾り布も展示させていただきました。
棚には、年齢問わず身につけていただきたい、ギンガムチェックのストールも!
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光が透ける姿が本当に美しく、いつまでも眺めていたくなります。

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赤系のお色も充実。

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以上、現場よりお伝えしました!

こちらのブログでは、
お二人の工房を見学させていただいたレポートも掲載いたしますので、
是非、合わせてご覧いただけますと幸いです。
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    「下地康子×平岩愛子」 二人展

2017年7月1日(土)〜7月11日(火)
OPEN 12:00-20:00
土日祝 11:00-

    作家在廊日

7月1日(土)、2日(日)、8日(土)

    オープニングパーティー

7月1日(土) 17:00-
どなたでもご参加頂けます。

2017.06.28 Wed

下地康子さん工房見学レポート

いよいよ開催目前となりました、
「下地康子×平岩愛子」二人展。
SMLでは初となる、女性作家による二人展となります。
下地さんは「染織」、平岩さんは「ガラス」という、全く異なるジャンルでご活躍されているお二人に共通するポイントは「沖縄」です。
現在は、それぞれ東京から2時間ほどの場所に工房を構えていらっしゃるお二人ですが、
下地さんは、沖縄首里に生まれ、高校・大学と沖縄で染織の技術を学び、
平岩さんは、沖縄で「再生ガラス」の技術を修行されました。
詳細プロフィールは、作家HPをご覧ください。
下地康子さん(http://urizun.org/
平岩愛子さん(http://www.rainbowleaf.jp/

(左)下地康子さん(右)平岩愛子さん

(左)下地康子さん(右)平岩愛子さん


今回、制作の背景を学ぶべく、お二人の工房を見学させていただきましたので、
ブログにてレポートさせていただきます!
まずは下地さんの工房、「織工房URIZUN」から。
東京から車で1時間半ほどの神奈川県の郊外に、
ご自宅とは別に、工房を構えていらっしゃる下地さん。
工房は一見すると、若い夫婦が暮らしていそうな雰囲気の、小ぶりできれいな一軒家ですが、
ガスや食器類など、制作に直接関係しないライフラインや雑貨類は極力排除し、スペースも最低限にしぼられた、
制作の為だけに特化したとてもストイックな空間となっていました。
「ガスを引いてご飯を作れるようになっちゃうと、ここでずっと制作し続けしちゃうかもしれないから」
と、笑顔でお話される下地さん。
制作のお仕事が本当に好きで好きでしょうがないといった、喜びに満ちた表情で語られていたのが印象的でした。
中に入ると、まずは6帖程のお部屋を埋め尽くさんばかりの、
大きな織り機が2台、どどんとお出迎え。
ろくろ式、天秤式という、それぞれに特徴がある織機2台を、
作品によって使い分けていらっしゃるそうです。(写真はろくろ式のもの)
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壁には、以前制作された、二重折りの作品のための設計図が。
方眼に綿密に模様が配置されていて、下部には細かな数字がたくさん書き込まれています。
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手仕事の作品は、素朴ないびつさが魅力のひとつとなるものも多いですが、
下地さんの制作の裏に隠された、緻密な設計のギャップに驚かされました。
織機には、現在製作中の涼しげなストールが。
よく見ると市松模様になっています。
エレクトーンの足鍵盤のようなパーツを踏み込んで、
織る模様を指示して織り進めていくとのこと。
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踏み込み方で織り機に指示が伝わり、
縦糸の持ち上がり方が変わります。
(模様のない平織りの時も、複雑な踏み込み方だったのには驚きました!)
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持ち上がった縦糸の間に横糸を通し、どんどん織り進められていきます。
制作のペースについてお伺いすると、
1日に進められる長さはおよそ90cmほどとのこと。
複雑なものになると1日で20cmほどしか進められないものもあるそう。
織りの作業だけでも、膨大な時間がかかるということをあらためて実感したのですが、
下地さんの制作は、その前の、糸を「染める」ところからはじまります。
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こちらは沢山の糸が保管されているお部屋です。
下地さん自身で草木染めをされており、
染め上げた糸は、
色味だけでなく綿・麻・シルクなど素材も様々。
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色ごとに分けられた引き出し。
下地さんは、実際の色を手に取ってイメージを膨らませることが多いそう。
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色や素材の違いだけでなく、糸の撚り(より)の強さでも大きく表情や手触りが異なる事を教わりました。
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下地さんの作品です。
こちらは藍染めの中でも「琉球藍」で染めた糸を用いており、落ち着いた色味ながら、鮮やかな発色が特徴的です。
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沖縄のおばあが紡いだ貴重な苧麻(ちょま)の糸を使った作品も見せていただきました。
伝統的な染織の技法を大切に守りながらも
あえて、素材や撚糸の強さの違う糸を混ぜ込んで織り上げるという下地さんの作品は、
素材との対話を楽しんでいらっしゃるような、生き生きとした表情がとても魅力的です。
手仕事の作品に対して「1点モノ」と呼ぶのは簡単ですが、
今回、下地さんの工房を見学させていただき、「染織」の仕事がもつ、
設計する事、選択することの多さにとても驚かされました。
さまざまな組み合せを経て生み出される一つ一つの作品は、どれも本当にかけがえがなく、
是非、展示ではその仕事の奥深さをご覧になっていただきたいと思います。
次回は平岩愛子さんの工房レポートをお送りします!
どうぞお楽しみに!
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    「下地康子×平岩愛子」 二人展

2017年7月1日(土)〜7月11日(火)
OPEN 12:00-20:00
土日祝 11:00-

    作家在廊日

7月1日(土)、2日(日)、8日(土)

    オープニングパーティー

7月1日(土) 17:00-
どなたでもご参加頂けます。

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