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2013.04.26 Fri
GSW初登場!Andrew McGarvaについて。
いよいよ明日から始まる「ゴールデン スリップウェア」展!
今回初登場の一人、
アンドリュー・マクガーバのスリップウェアは、はるばる海を越えてフランスから届きました。
彼は1990年よりフランス中央部バーガンディーにある18世紀のタイル工場をリノベーションした建物に住み、仕事をしていますピラミッド型の三角屋根が印象的な古い窯場はショップに、長く広い部屋を持つ乾燥室は土の精製と土練機の部屋になっています。
1979年から陶芸家として仕事をしているアンドリューは、18世紀イギリスのスリップウエアをこよなく愛し、彼自身の作風を確立して来ました。制作に使う土は自らの土地を掘り起こして採掘し、精製して年季の入った非常に古い土練機で練り上げ、たたらになりますたたらの上で、流れるような動きでスリップによる装飾が仕上げられます。装飾が十分に乾いた後、たたらを型に押し付け成形し、その後ガレナ釉と呼ばれる釉薬をかけ1060度のガス窯で焼成します。
焼き上がったうつわは、まるで古いイギリスのスリップウェアのよう。
ぜひお手に取って、じっくりご覧下さい。
” 18世紀のスリップウエアの装飾技法の美しさは、
その文様の始まりから終わりまでの流れるようなスリップの足跡にある。
ひとつひとつの装飾は瞬間の美である。
何のためらいもなく、何の失敗もなく、一気に流れるように仕上げなければならない。
その文様の始まりから終わりまでの流れるようなスリップの足跡にある。
ひとつひとつの装飾は瞬間の美である。
何のためらいもなく、何の失敗もなく、一気に流れるように仕上げなければならない。
これは時間のかかる手法だが、最高の結果を生む手法といえる。”
アンドリュー・マクガーバ