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2011.09.05 Mon
鈴木稔さんの器が到着しました益子の鈴木稔さんの器が到着しました。
益子の土と釉薬を使い、新しい益子焼を提案し続ける作家です。
独特の形を作り出す割型を使用した成形方法に、
薪釜で焼くため降り掛かる灰により微妙な色の効果が加わり、
同じ形のものでも異なった深みのある表情を持つ器に変化します。
民藝の窯でもこれほど深みのある変化の大きい色あいはなかなかありません。
本当に1点1点見事に違うものですので、
是非ご自分の目で確かめていただければと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、先の震災で益子の登り窯はほとんどが倒壊。
鈴木さんの登り窯も倒壊してしまいました。
壊れた窯を目の当たりにして、しばらくは何も手に付かなかったといいます。
また、震災後は益子全体の活動を率先して行い、基金の設立などのも奔走されていました。
ようやく最近になり本格的に制作を再開し、窯も再建に向かっています。
今回の作品は震災以前の登り窯で焼かれたもので、割れずに残ったものです。
震災後直接仕入に来たのは僕たちが初めてとおっしゃっていました。
店としてはたくさん売ることが再建のお手伝いかと思いますので、
まずは気になるものがありましたらお気軽にお問い合わせください。
ぐい呑み
コーヒーカップ類
鉢いろいろ
黒釉の器
ご飯茶碗
蓋物とコーヒードリッパー
カリタで言うと102くらいの大きさで、メリタ式の一つ穴です。
ピッチャーいろいろ
抹茶碗
ポットや大きいピッチャー
写真で出来るだけ分かるように引いたり寄ったりしてみましたが、
お分かりになりますでしょうか?
益子の昔ながらの釉薬を使っていることの見慣れた安心感と
独特のフォルムの存在感が同居していて、
古い物と新しい物、和のものと洋のものを
いっぺんに見ているような不思議な気持ちになります。
写真以外のものもございますので、どうぞお気軽に。