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2013.03.06 Wed
スリップ・ウエア体験会「新春 初滑りの会」のご報告。だいぶご報告が遅くなってしまいましたが(汗)、
1月某日伊豆の伊東にある齊藤十郎さんの窯にお邪魔して「初滑りの会」と称し、
書き初めよろしくスリップウェア体験をする会を開催致しました。
SMLでは、お店を飛び出し、このようなイベントを催すのは初めて!
緊張のあまり、某スタッフ2名が寝坊したとか、しないとか….(申し訳ございませんでした。)
この日は、気持ちよく晴れ渡った絶好のスリップ日和。
先ずは、十郎さんに今回使う土を練るところを見せて頂いた後、窯出しのお手伝い。
十郎さんの窯は「いってこい窯」と呼ばれる箱型の薪窯。
焼き上がって何日か経っていますが、うつわを入れる口を塞いでいるレンガを外すと、中から熱気が!
文字通りできたてほやほや(あつあつ)のうつわをみんなで運んでいると、「焼き物」と呼ばれているのが、知識としてではなく実感として理解できました。
初っ端から、「あーそれかっこいー!」「欲しい!」「この模様初めて見た!」などなど、あちらこちらからこだまの様にテンションの高い声が。
人数も多かったので、あっという間に窯出しも終わり、お昼の前にお腹を空かそうと、続いては薪割り体験。
初めに十郎さんにお手本を見せてもらうと、一発で難なく割れるので、では続いて….と皆さん挑戦してみるも…..一発では全然割れません。
十郎さんすごい。というか、薪をご自身で割って用意されている全ての方を尊敬します。
結局薪割りはというと、全然すすみませんでしたっ
さてではお昼という事で、窯から歩いて直ぐの場所にあるレストラン「ラ・ポルタ」さんへ。
十郎さんを囲んで、和気あいあいと美味しいピザやパスタを。
なんと十郎さんのお皿で出していただきました。やはり、実際使われている姿を見ると俄然欲しくなりますね~
デザートまで頂きお腹いっぱいになったところで、メインのスリップ体験の時間♫
十郎さんによる、それぞれの道具の特性や模様の掛け方などのデモンストレーションのあとに、
お一人づつ、順番にスリップをして頂きました。
皆さんがじーーーーーーーーーーーーーと見守り、時には茶々をいれられながら…..。(笑)
しかし、それぞれの人となりが如実にあらわれるのが面白かったです。
事前にしっかりと流す模様をイメージしてくる方、
直前まで本をめくって悩まれている方(私は後者….。)、
緊張が見て取れる方、
全く動じずさらっとされる方、
一発で決める方、
何度かやり直す方、などなど見ているのも楽しかったです。
お客様はしっかりとイメージされていらした方ばかりで、さくさく進んで行ったのですが、
我々スタッフもホスト側にもかかわらず、体験させて頂く事になったのですが、スリップのこととなると我を忘れてしまう者ばかりで….。
ピーチクパーチク、あーじゃこーじゃ言いながらやるので進まないすすまない。
申し訳ございませんでした。
カレー皿を皆さんにスリップをかけて頂いたあとは、小さい楕円のお皿も。
そして、終わった方から、朝窯出ししたばかりの碗
(それぞれお好きなかたちをお選び頂き、帰りにはなんとお土産として十郎さんからプレゼント!)でお汁粉と、
この日、十郎さんが、外のストーブで作って下さった塩漬けの鹿の薫製と、
自家製のお漬け物でおやつタイム。
お昼にはお腹いっぱい食べたのに、どれもおいしくて、ぺろっと頂きました。
そして、お楽しみのお買い物タイム♫
まだ流通していない、生まれたばかりのうつわを選べるという、なんとも贅沢な時間。お客様からも、「自分たちが窯出しを手伝ったうつわが買えるなんて!」と感激の声。
お買い物も終わる頃には日も暮れて、お別れの時間。
本当に密度の濃い、素晴らしい一日でした。
これもひとえに、齊藤十郎さんの大きなこころと、惜しみのない協力があってこそ。
本当にありがとうございました。
また、おいでくださったお客様も、ご参加ありがとうございました。
私たちも初めての経験で、試験的な要素もあったので、何かと至らないところもあったと思いますが、皆様に楽しんで頂けてほっとしております。
お皿出来上がるの楽しみですね♫届きましたらご連絡致しますので、今しばらくお待ち下さい。
今回は、今後の開催も視野に入れての試験的な会でしたので、
告知はせずに、内々で声をかけさせて頂いたお客様にご参加いただきました。
ご了承下さい。
またこの会は継続していきたいと思っており、その際にはきちんと告知致しますので、どうぞよろしくお願い致します。