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2018.12.23 Sun

開催レポート【焼き締め酒器ワークショップ】

11月から始まった、焼き締めの作家・松本かおるによる陶芸教室

【焼き締め酒器ワークショップ】。

 

使えば使うほどツヤが増し、手に触れる感覚が心地よい焼き締め。

熱伝導が良いので、冷たいものはずっと冷たく、熱いものは熱く、

料理や飲み物をゆっくり楽しむことができるのも、焼き締めの特徴の一つです。

 

この教室は1回完結型。一人一人ロクロを使って、形を作っていきます。

SMLスタッフも、ビアカップ(上手くいけば)作りに挑戦!

写真を交えながら、教室の様子をご紹介していきます。

こちらは開始前。13:00-の回と15:00-の回があり、2時間ずつ。

内容は同じで、好きな時間帯を選んでいただけます。少人数で、のんびりした雰囲気。

 

これが焼き上がりの色見本。

それぞれ、どんな色味のうつわにしたいかで、使う土と焼き方を最初に決めます。

自然の素材を使って焼くので、丸っきりこの通りにはならないのですが、それもまたお楽しみ。

 

袋に包まれた土を、切り分けたところ。まさに粘土。

なんだか保育園の頃みたいでワクワクしてきます。

 

右手前が、かおる先生。まずは、切り分けた土をそれぞれ手のひらで叩きます。

 

そしてロクロの真ん中に、トントンと押し付けて…

 

竹串を一箇所に当てて、ロクロを回します。

 

ロクロが一周回ると、きれいな円が出来ます。

これが結構、最初の関門(汗)。ロクロが回りきらなかったり、土に跡がつかなかったり…

先生にヘルプを求めながら、円が描けました。

 

この外側を手で取れば、丸い土台の部分が完成。

 

次は、紐づくり。

土をコロコロと紐状に伸ばしていきます。

それを土台にぐるっと乗せ、囲いのようにして、土台となじませていきます。

 

この状態から、つなぎ目を手でなじませていって…

 

きれい!内側も外側もなじんで、うつわの形状になってきました。

 

この作業を何回も繰り返し、作りたいものに合わせて高さを足していきます。

ぐい呑なら低く、ビアカップなら高く…。

 

土がだんだん乾いてくるので、水をつけながら形を作っていくのですが、

つけすぎると「へにょっ」としてしまいます。焦らず焦らず。

 

だいぶ高さが出てきました!スッと縦に伸びていて、カップ感がでてきましたね。

 

理想のサイズになったら、ロクロから切り離します。

次の段階に入るドキドキの瞬間!

 

きれいに切り離したカップを裏返して、今後は底の部分を整えていきます。

この削りヘラを使うのも楽しい!力を入れていなくても、すーっと土が削れていきます。

 

濡らしたスポンジで表面を整えて…完成!

ビアカップなので、辛抱強く高さを出すのが大変でした。

が、焼くと大体1割は縮むのが、土物のうつわ。その分少し大きめに作るのが良いのだそうです。

 

1回完結の場合は、このあと先生が持ち帰って焼成してくださいます。

が、もしも、かおる先生のように薄い焼き締めにしたい場合は、

そのまま焼かずに乾かし、翌月に削りの作業をすることができます(参加費は都度かかります)。

 

そこで、スタッフは焼かずに持ち越し、翌月の教室で削り作業にも挑戦しました。

最初は恐る恐る削っていましたが、どんどん楽しくなって無我夢中!

思い切って削っても、うつわ自体はある程度乾いているので、崩れてしまうことはありません。

 

横では、初参加の皆さんが、先週私のやった作業をしています。横目で見ながら復習。

この教室では、2回目以降の生徒さんが自由に削り作業をやっているのも面白い光景。

先生が以前やっていた教室からそのまま引き続いて、もう何度も通っている方も。

それぞれのペースでやりながら、他の人の作業も見たりと、ゆるやかな時間が流れます。

 

チョコケーキの上に乗ってるあのチョコのような、愛らしい削りカス。

美容院でバサッと髪を切ったときのような、「削りましたねー!」は爽快です。

 

出来ましたーー!!

表面が、かなりなめらかになりました。形も、よりカップらしくなりました!無事に…(涙)。

ひたすら削るのが楽しくて、あっという間の2時間。

 

先月はこの厚みだったのが…

 

じゃん!!!

ここまで薄く削ることができました!

ボコボコ感も取れてスッキリ。実際の重さも、ものすごく軽くなりました。

 

これを先生が能登へ持ち帰り、焼いてきてくれます。楽しみ!!

出来上がったビアカップは、SML店頭のカウンターでお披露目いたしますので

教室に行ってみようかなぁと迷っている方は、どうぞご参考に。

(参考に出来るほどきれいに仕上がっているか、かなり不安ですが…)

 

これが、かおる先生の作品!

薄くて、しなやかなフォルム。削りの作業を丁寧にやるからこそ生まれる薄さです。

これでだんだんツヤが増していくと、本当に素敵なんです…。

 

次回は、1/12(土)①13:00-15:00 ②16:00-18:00

参加費:¥5,000+焼成費(作るものの大きさによって異なります)

まだまだお席あります!新年に新しいこと、始めてみませんか?

1回完結でも良し。2ヶ月来て、削り作業に没頭するも良し。

 

お申込は、SML<e-shop@sm-l.jpまたは03-6809-0696>まで。