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2012.05.06 Sun

「go! go! slipware」トークショー!其の壱。

昨日の「go! go! slipware」トークショー、大盛況!の大盛り上がり!の大にぎわい!でした!
来てくださったお客様、参加して頂いた作家の皆様、本当にありがとうございました!
 
まずはじめに、それぞれの作家の方が自己紹介と共に、
ご自身の窯で撮られた写真をスライドで流しながら色々ご説明頂きました。
お客様もスタッフも目が釘付けでしたが、
それ以上に?作家の方々の方が前のめりでご覧になっていた様子が印象的でした。
年齢の若い順という事で、まずは山田洋次さん。
ご自身の仕事場の様子(おじいさまが住まわれていた家を改造されたそうです)と(お宝棚も見せて頂きました。)、
イギリスのLisa Hammondさんの窯で修行された当時の写真も持ってきてくださいました。
ソーダ釉を使っているという師匠の窯、古い駅舎を利用した仕事場や、
その時任されていらっしゃっていたという、
成形されたマグがずらっと並んだところなどなど色々見せて頂きました。
そしてイギリスの自然の風景の写真をご覧になりながら、
「僕の中でslipwareってこうゆうイメージなんですよね。」と仰っていて、
山田さんの表現される世界観の源にふれさせて頂いたきがします。
 

 
伊藤丈浩さんは作陶されているところを、細かく写真に納めてくださいました!
繊細なスリップが描き出される様に皆さんため息。
金物屋さんにお願いして、特注で作って頂いてるというスポイトの先の部分も、
描く柄によって細さや幅違いでいくつも種類がありました。
スリップをされる上で、泥のうるおい感を大事にされていると仰っておりました。確かに。うるおい、ありますよね。
古い波模様から着想を得て、あのリボン模様は生まれたそうです。
また、スリップを技法のひとつであると考えていて、
今後もスリップにこだわり、新しいスリップを追求していきたいとも仰っておりました。
今回熊本から駆けつけて下さった井上尚之さんは窯焚きの準備の様子などを中心に。
ふもと窯の6室あるという、とても大きな登り窯にうつわがぎっしり並んでいる様子が圧巻でした。
肝心の?スリップされている様子は、撮るのわすれてしまったそうです。(笑)
焼成前のうつわのアップは
「このカーブの仕上がりのキレイさを他の作家さんにアピールしたくって。」
とおっしゃって、笑いがうまれていました。
道具は材料をホームセンターで買い求められて、
ご自身で試行錯誤しながら作るのがお好きだと仰っていて、
写真に納まってないものも沢山あるとの事でした。

齊藤十郎さんは,私達SMLスタッフが窯出しのお手伝い(になったでしょうか?)に伺った時の写真を。
なんだか、十郎さんのお仕事の様子というより、
我々が窯出しグルーヴを満喫してる写真ばかりだったような…大丈夫でしたでしょうか…
四角く、一室の薪窯である「行ってこい窯」と呼ばれる窯で焼成されているのですが、
熱々の窯からみんなで出させて頂きました。
窯から出したうつわを長い板に重ねて並べていったものを、
十郎さんは軽々と肩に担ぎ少し離れた仕事場までの坂をささっとと登って行く写真には、
みなさん「お〜」といった声がもれていました。
スリップをされているところなどは「企業秘密」(笑)だそうで写真なしでした。

最後は前野直史さん。沢山持って来て下さった写真の順番がバラバラになってしまっていた、
というアクシデントがありましたが、一枚一枚丁寧に説明して下さいました。
自然がたっぷりと溢れる生畑安鳥という地の、四季折々の登り窯のある景色、
石をすり鉢で砕いたりと土を作る行程やうつわの成形やスリップ模様を描かれている様子。
そして直炎式の登り窯の、窯焚きの時に窯の後ろの蜂の巣と呼ばれる穴から吹き出す炎の勢いには、
ただただ圧倒されました。
また、つい最近完成されたという登り窯を焚いている時の、
前と後ろから薪をくべている臨場感溢れる様子もわくわくしながら見させて頂きました。
(お手伝いにいらしていた平山元康さんの姿も。)
と、ここまででもかなり濃ゆい内容で、今日は書ききれないのでつづきはまた後日でお願い致します。
そして、メモした内容を元に書いた為、
発言された言葉の表現など 間違っている箇所などあるかもしれませんが、
ご了承下さいませ。